【連載第3回】中小企業のセキュリティ対策チェックリスト20項目

前回はサイバー攻撃の手口を解説しました。「では何をすればいいのか」を、優先度付きのチェックリスト形式でまとめます。

最優先(今すぐやるべき)

  • 全アカウントに多要素認証(MFA)を有効化している
  • OSとソフトウェアを最新の状態に保っている
  • ウイルス対策ソフトが全端末に導入・更新されている
  • 退職者のアカウントを速やかに無効化するプロセスがある
  • 重要データのバックアップを定期的に取得し、リストアテストを実施している

高優先度

  • VPN装置のファームウェアが最新版に更新されている
  • メールのSPF/DKIM/DMARCが設定されている
  • 管理者アカウントと通常アカウントを分離している
  • パスワードポリシー(最低12文字、複雑性要件)を設定している
  • 不要なサービスやポートを外部に公開していない

中優先度

  • セキュリティ教育を年1回以上実施している
  • フィッシングメール訓練を実施している
  • Wi-Fiのセキュリティ設定(WPA3またはWPA2-Enterprise)が適切である
  • 共有フォルダのアクセス権を定期的に見直している
  • モバイルデバイス管理(MDM)を導入している

推奨

  • セキュリティポリシーを文書化している
  • インシデント対応手順書がある
  • ログの取得・保管ルールが決まっている
  • サイバー保険に加入している
  • 定期的な脆弱性診断を実施している

チェックリストの使い方

すべてを一度にやる必要はありません。まずは「最優先」の5項目を1ヶ月以内に完了させることを目標にしてください。特に多要素認証(MFA)の有効化は、コストゼロで最大の効果がある施策です。

次回は、MFA(多要素認証)の具体的な設定方法を解説します。


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