Google Workspace 導入にかかる費用の内訳|ライセンス+初期構築+運用支援の相場
GWS導入は「ライセンス料だけ」では済まない
Google Workspaceの導入を検討するとき、まず目に入るのはGoogleの公式サイトに掲載されているライセンス料金です。しかし実際にかかる費用は、ライセンス料に加えて初期構築費、データ移行費、運用支援費の3つが上乗せされます。
この記事では、それぞれの費用項目の内訳と相場を解説します。
費用項目①:ライセンス料(月額)
GWSの主要プランの月額料金(1ユーザーあたり、年間契約)は以下のとおりです。
Business Starterは月額680円で、ストレージは30GB、ビデオ会議は100人まで対応します。Business Standardは月額1,360円で、ストレージは2TB、録画機能が利用可能です。Business Plusは月額2,040円で、ストレージは5TB、Vaultやエンドポイント管理が追加されます。Enterprise Standardは要問い合わせで、DLPやアクセス制御などの高度なセキュリティ機能が利用可能です。
30名規模の企業がBusiness Standardを導入する場合、ライセンス料だけで月額40,800円(年額489,600円)になります。
費用項目②:初期構築費(一括)
初期構築費はドメイン設定、管理コンソールの初期設定、セキュリティポリシーの適用、OU設計などの初期セットアップにかかる費用です。
相場として、10〜30名規模は15〜30万円、30〜100名規模は30〜60万円、100名以上は60〜120万円が目安です。
含まれる作業は、DNS設定(MX/SPF/DKIM/DMARC)、管理コンソールのセキュリティ設定、組織単位(OU)の設計と適用、グループの設計と作成、共有ドライブの設計です。
費用項目③:データ移行費(一括)
既存環境からGWSへのデータ移行にかかる費用です。移行元と移行対象によって大きく変動します。
メール移行(Exchange/IMAPからGmail)は、30名規模で10〜30万円が目安です。ファイル移行(ファイルサーバーからGoogleドライブ)は、データ量1TB未満で10〜20万円、1TB以上で20〜50万円が目安です。カレンダー・連絡先の移行は、メール移行に含まれることが多く追加費用は発生しないケースが一般的です。
移行元がMicrosoft 365の場合はGWSのデータ移行ツールで比較的スムーズに移行できますが、オンプレミスのExchangeやNotesからの移行は工数が増え、費用も上がります。
費用項目④:運用支援費(月額)
導入後の運用を外部に委託する場合の月額費用です。
ヘルプデスク対応のみであれば月額5〜15万円、ヘルプデスク+アカウント管理+セキュリティ運用で月額15〜35万円、IT戦略まで含むフルサポートで月額35〜60万円が相場です。
企業規模別の費用シミュレーション
20名規模(Business Standard)の場合、ライセンス料が年額326,400円、初期構築費が約20万円、データ移行費が約15万円で、初年度の合計は約682,400円です。月額換算すると約56,900円になります。
50名規模(Business Standard)の場合、ライセンス料が年額816,000円、初期構築費が約40万円、データ移行費が約30万円で、初年度の合計は約1,516,000円です。月額換算すると約126,300円になります。
100名規模(Business Plus)の場合、ライセンス料が年額2,448,000円、初期構築費が約80万円、データ移行費が約50万円で、初年度の合計は約3,748,000円です。月額換算すると約312,300円になります。
IT担当者の人件費と比較する
正社員のIT担当者を1名採用する場合、年収400〜600万円に社会保険料や教育コストを加えると年間550〜800万円のコストが発生します。
GWSの導入+運用支援を外注すれば、50名規模の企業でも年間250万円程度(初年度は約350万円)で収まります。IT専任者を採用するより大幅にコストを抑えられ、専門知識のある担当者が対応する安心感も得られます。
まとめ
GWSの導入費用は「ライセンス料+初期構築費+データ移行費+運用支援費」の4項目で構成されます。見積もりを依頼する際は、この4項目それぞれの金額と含まれる作業範囲を確認してください。
情シス365では、GWSの導入支援を初期構築費30万円〜で提供しています。費用の見積もりだけでもお気軽にご相談ください。