テナント分離
完全ガイド
Microsoft 365 / Google Workspace のテナント分離(Tenant Split / Carve-Out)を成功させるための全11ステップ。事業譲渡・スピンオフ・会社分割の局面で「1つのテナントを2つに分ける」実務を、この1ページで把握できます。
このガイドについて
事業譲渡・会社分割・スピンオフで「1つのテナントを2つに分ける」必要が出てきた。M&A後のテナント統合と比べ、分離は情報がほとんどなく、手順も複雑です。データの仕分け、共存期間中のアクセス制御、TSA(Transition Service Agreement)の期限管理など、統合にはない難しさが重なります。
本ガイドでは、テナント分離のプロセスを計画フェーズ(第1〜3回)、実行フェーズ(第4〜8回)、完了・最適化フェーズ(第9〜11回)の3部構成・全11回で体系化しました。
こんな方におすすめ
- 事業譲渡・会社分割・スピンオフでテナント分離を任されたIT担当者
- 「分離するか、共存運用で済ませるか」を判断したい経営者・PMOメンバー
- 共有メールボックス・配布リスト・Teamsの仕分けで悩んでいる情シス
- TSAの期限内にIT分離を完了させる必要があるプロジェクトマネージャー
- ドメイン分離・DNS切り替えのリスクを最小化したい技術担当者
- 分離後のライセンスコストを事前に試算しておきたい経営企画
計画フェーズ:分離の判断とアセスメント
テナント分離の全体像を理解し、「完全分離 / 段階的分離 / 共存運用」の判断基準を明確にした上で、共有データの棚卸しを行います。
実行フェーズ:分離作業の実務
M365テナント分離、GWS分離の具体的手順、共有データの境界線問題、共存期間中のアクセス制御、ドメイン・DNS切り替えの実務を解説します。
Microsoft 365 テナント分離の手順 ― 4フェーズの実務
Entra ID、Exchange Online、OneDrive、SharePoint、Teamsの分離フローと注意点。
Google Workspace テナント分離の手順と注意点
共有ドライブのオーナーシップ移管、Googleドキュメント共有リンク、Google Groupsの分割。
共有データの「境界線問題」 ― 共有メールボックス・配布リスト・Teamsの分離実務
境界があいまいなデータをどう仕分けるか。事業部門との合意形成と技術的な実装。
共存期間中のアクセス制御 ― 「見せてはいけないデータ」をどう守るか
Sensitivity Label、DLP、条件付きアクセス、Information Barrierによる分離前のデータ保護。
ドメイン分離とDNS切り替え ― ダウンタイムを最小化するカットオーバー手順
ドメイン削除→新テナント追加の順序、メール転送ルール、SPF/DKIM/DMARCの再設定。
完了・最適化フェーズ:ツール選定とライセンス精算
分離向け移行ツールの比較選定、分離後のライセンスコスト試算と契約交渉、そして検証・旧テナントクリーンアップを解説します。
テナント分離 チェックポイント
FAQ
よくある質問
Q テナント分離とは?
テナント分離(Tenant Split / Carve-Out)とは、事業譲渡・会社分割・スピンオフで「1つのMicrosoft 365 / Google Workspaceテナントを2つに分ける」プロセスです。譲渡対象の従業員アカウント・メール・OneDrive/Drive・SharePoint/共有ドライブ・Teamsチャネルなどを切り出し、新しいテナントに移行します。
Q テナント分離はどのくらいの期間がかかる?
対象人数や共有データ量によりますが、50名規模で2〜4ヶ月、100〜300名規模で4〜6ヶ月が目安です。TSA(Transition Service Agreement)の期限は通常6〜12ヶ月で、その期間内に分離を完了させる必要があります。早めの計画着手が成功の鍵です。
Q テナント分離とテナント統合(M&A後)の違いは?
テナント統合は2社のテナントを1つにまとめるプロセス(M&A後によく発生)。テナント分離は逆に1つのテナントから一部を切り出すプロセス(事業譲渡・スピンオフで発生)。分離は共有データの仕分け、共存期間中のアクセス制御、TSA期限管理など、統合にはない難しさが重なります。
Q TSA(Transition Service Agreement)とは?
TSAとは、事業譲渡・スピンオフ時に旧親会社が一定期間IT環境やサービスを継続提供する契約です。通常6〜12ヶ月で、この期間中にIT分離を完了させる必要があります。期限超過は追加コスト・契約違反のリスクとなるため、Day 1からの逆算スケジュール管理が重要です。
Q テナント分離は外部委託できる?
はい、可能です。情シス365のProject365では、TSA期限内にテナント分離を完了させるため、計画策定からデータ仕分け、移行実行、共存期間中のアクセス制御、カットオーバーまでをPMOとしてワンストップ支援します。事業譲渡・会社分割の経験豊富な専門家が伴走します。
テナント分離、TSA期限内に完了させませんか?
事業譲渡・スピンオフのIT分離を多数支援してきた専門家が、共有データの仕分けからカットオーバーまでワンストップで伴走します。
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