ひとり情シスとは?企業が抱える問題と今すぐやるべき対策
ひとり情シスとは
ひとり情シスとは、企業の情報システム(IT)業務のすべてを1人の担当者が担っている状態です。IPA(情報処理推進機構)の調査では、従業員300名以下の企業の約3割がIT担当者1名以下という結果が出ています。
企業が抱える5つの問題
問題1:属人化リスク
最も深刻な問題です。サーバーの設定内容、管理者パスワード、ベンダーとの契約状況、ネットワーク構成——すべてが1人の頭の中にあります。この担当者が退職した場合、企業は「IT環境について何もわからない」状態に陥ります。引き継ぎ書がないケースがほとんどで、復旧に数ヶ月かかる場合もあります。
問題2:セキュリティ対策の放置
日常のヘルプデスク対応に追われ、セキュリティ対策に手が回りません。MFA未導入、パッチ適用の遅延、バックアップの未検証、セキュリティ教育の未実施が常態化します。これはランサムウェア攻撃の格好の条件です。
問題3:過重労働と離職
1人で全IT業務を抱えるため、業務量が慢性的に過多です。休暇が取れない、休日にも障害対応の連絡が来る、新しい技術を学ぶ時間がないという状況が続き、最終的に離職につながります。
問題4:後任の採用困難
ひとり情シスが退職した場合、同等のスキルを持つ人材を採用するのは極めて困難です。IT人材は売り手市場で、中小企業の給与水準では応募自体が来ないケースが多いです。
問題5:スキルの偏り
1人の担当者がすべての領域に精通することは不可能です。ネットワークには強いがクラウドは弱い、ヘルプデスクは得意だがセキュリティは苦手、といったスキルの偏りが発生します。カバーできない領域は放置されます。
経営者が今すぐやるべき3つの対策
第一に、管理者アカウント情報の共有です。IT担当者だけが知っている管理者パスワードを、経営者も把握できる仕組みを作ってください(パスワードマネージャーの導入、金庫への保管等)。
第二に、IT環境の文書化を指示してください。ネットワーク構成図、サーバー一覧、SaaS契約一覧、ベンダー連絡先のドキュメント化を今すぐ始めてください。完璧でなくても「何かある」と「何もない」の差は絶大です。
第三に、情シスアウトソーシングの検討です。ひとり情シスの負荷を軽減し、属人化を解消する最も確実な方法です。月額18万円程度から利用でき、IT専任者の追加採用よりもコストとスピードで優れています。
まとめ
ひとり情シスは「IT担当者の個人の問題」ではなく「企業の経営リスク」です。属人化の解消、セキュリティの確保、業務の持続可能性を経営課題として捉え、対策を講じてください。
情シス365は、ひとり情シスの「もう1人の味方」として機能する情シス代行サービスです。