スタートアップ・創業期こそ情シス外注すべき理由|5〜20名規模のIT体制の作り方

「まだ早い」は最も危険な判断

社員5〜20名のスタートアップや創業期の企業では、IT管理は後回しにされがちです。「まだ人数が少ないから」「ITに詳しい社員がなんとかしてくれるから」「セキュリティインシデントなんて起きないだろう」という判断が、後の大きなトラブルにつながります。

創業期こそ、IT管理の基盤を正しく構築しておくべきタイミングです。この記事では、少人数の企業がIT管理を外注すべき理由と、最小限で整えるべきIT体制を解説します。

創業期にIT外注が必要な5つの理由

理由1:ITに詳しい社員=IT担当者ではない

スタートアップでは、プログラミングができるエンジニアやガジェットに詳しい社員が「なんとなくIT担当」を兼務するケースが多いです。しかし、アカウント管理、セキュリティ設定、バックアップ運用といった情シス業務は、開発スキルとは別の専門知識が必要です。

兼務のIT担当者に起きがちな問題は、本業が忙しくなるとIT管理が放置されること、退職時にアカウント管理やパスワードの引き継ぎができないこと、セキュリティの設定漏れに気づかないことです。

理由2:初期設定のミスは後から直すと高くつく

GWSやM365のセキュリティ設定、ドメインのDNS設定、MFAの適用は、導入初期に正しく設定しておけば追加コストは発生しません。しかし、設定が不十分なまま1年間運用してしまうと、後からの修正には全ユーザーへの再設定やデータの再構築が必要になり、費用と工数が数倍に膨れます。

理由3:セキュリティインシデントは企業規模を選ばない

フィッシングメール、ランサムウェア、ビジネスメール詐欺(BEC)は、大企業だけでなく中小・スタートアップ企業も標的になります。むしろセキュリティ対策が手薄な小規模企業のほうが狙われやすい傾向にあります。

1回のインシデントで取引先の信頼を失えば、スタートアップにとっては致命的なダメージになります。

理由4:IT投資の判断を間違えない

スタートアップは予算が限られるため、ITツールの選定を間違えると無駄なコストが発生します。GWSとM365のどちらを選ぶか、セキュリティ製品は何を入れるか、PCは何を買うかといった判断を、ITの専門家に相談できる環境を持っておくことが重要です。

理由5:人数が増えてからでは遅い

社員が30名を超えてからIT管理を整えようとすると、すでに個人のGmailアカウントで業務メールを送受信している、ファイルが個人のDropboxに散在している、退職者のアカウントが削除されていないといった負債が蓄積しています。

5〜10名の段階でIT基盤を整えておけば、人数が増えてもスムーズにスケールできます。

5〜20名規模で最低限整えるべきIT環境

メール・グループウェア

独自ドメインのメールアドレスを全社員に発行します。GWSまたはM365を導入し、個人のGmailやYahoo!メールでの業務メール利用を禁止してください。

費用の目安として、10名でGWS Business Standardを利用する場合、月額13,600円です。

多要素認証(MFA)

すべてのクラウドサービスでMFAを有効化します。GWSやM365の管理コンソールから全社員に強制適用できます。MFAの設定は最も費用対効果の高いセキュリティ対策です。

端末管理

業務で使用するPCとスマートフォンを台帳で管理します。最低限、端末のOS、シリアル番号、使用者、セキュリティソフトのインストール状況を記録してください。

GWS Business Plusの基本モバイル管理やM365 Business PremiumのIntuneを使えば、モバイルデバイスの紛失時にリモートワイプが可能です。

バックアップ

クラウドサービスのデータ(メール、ファイル)は自動バックアップされますが、ローカルPCのデータは別途バックアップが必要です。OneDriveやGoogleドライブへの自動同期を設定し、PCの故障時にデータを失わない体制を整えてください。

アカウント管理のルール化

入社時のアカウント発行手順、退社時のアカウント削除手順を文書化します。退社者のアカウントを即日無効化できる体制は、セキュリティ上の最重要事項です。

創業期のIT外注の費用感

5〜20名規模の企業がIT管理を外注する場合、月額5〜15万円程度で以下の業務を委託できます。

GWS/M365のアカウント管理(入退社対応)、ヘルプデスク(社員からのIT問い合わせ対応)、セキュリティ設定の管理と監視、PCキッティング(新規端末のセットアップ)、ITツールの選定相談です。

正社員のIT担当者を1名採用する場合の年間コスト(500〜700万円)と比較すると、外注のほうが大幅にコストを抑えられます。

外注先を選ぶ際のポイント

スタートアップ向けのIT外注先を選ぶ際は、小規模企業の対応実績があるか、月額契約で解約しやすいか(年間一括契約は避ける)、チャット(Slack/Teams)での問い合わせに対応しているか、GWS/M365の初期設定から対応してくれるかの4点を確認してください。

まとめ

スタートアップ・創業期の企業こそ、IT管理の外注を検討すべきです。5〜20名の段階でIT基盤を正しく整えておけば、社員数が増えてもスムーズにスケールでき、セキュリティリスクも最小限に抑えられます。

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