情シスの仕事とは?業務内容一覧と中小企業で求められる役割
情シスとは
情シス(じょうしす)は「情報システム部門」の略称で、企業のIT環境の企画・構築・運用・保守を担う部門です。大企業では数十名規模の部門ですが、中小企業では1〜2名、あるいは兼務で対応しているケースがほとんどです。
情シスの仕事 — 6つの業務領域
1. ヘルプデスク(社内IT問い合わせ対応)
最も日常的な業務です。「パスワードを忘れた」「メールが送れない」「プリンタが動かない」「Excelが固まった」など、社員からのIT関連の問い合わせに対応します。中小企業の情シス担当者の業務時間の30〜50%がこの業務に費やされていると言われています。
2. アカウント・ライセンス管理
入退社に伴うアカウントの作成・削除、M365やGWSのライセンス割り当て、SaaSアカウントの管理を行います。退職者のアカウント削除が漏れるとセキュリティリスクになるため、確実な運用が求められます。
3. IT資産管理
PC、スマートフォン、サーバー、ネットワーク機器、プリンタなどのハードウェア台帳管理と、SaaSサブスクリプション、ソフトウェアライセンスの管理を行います。「会社に何台PCがあるか」「どのSaaSに月いくら払っているか」を正確に把握することが目的です。
4. インフラ管理
社内ネットワーク(LAN、Wi-Fi、VPN)の構築・運用、サーバーの管理、バックアップの運用を行います。オンプレミス環境がある企業ではサーバーの物理的な管理も含まれます。クラウド移行が進んだ企業では、M365やAWSの管理に移行しています。
5. セキュリティ対策
ウイルス対策・EDRの運用、多要素認証(MFA)の設定、Windows Updateの管理、セキュリティポリシーの策定・周知、インシデント発生時の対応を行います。ランサムウェアの被害が中小企業にも拡大しており、最も重要度が増している業務領域です。
6. IT企画・戦略
新しいSaaSの導入検討、IT投資計画の策定、DX推進のための企画立案を行います。経営層に対してIT投資の効果を説明し、予算を獲得する役割も含まれます。中小企業では、日常業務に追われてこの領域に時間を割けないのが現状です。
中小企業の情シスが直面する課題
業務範囲が広すぎることとして、上記6領域のすべてを1〜2名でカバーするのは物理的に不可能です。結果として、ヘルプデスク対応に時間を取られ、セキュリティ対策やIT企画が後回しになります。
属人化として、IT環境の全容が特定の担当者の頭の中にしかない状態は、退職時に深刻な問題を引き起こします。
スキルの限界として、ネットワーク設計、セキュリティ、クラウド設計など、すべての領域に精通することは1人では困難です。
解決策
情シスの業務を「自分でやること」と「外部に任せること」に分けることが重要です。日常的なヘルプデスク対応やセキュリティ運用は外部パートナーに委託し、IT企画や経営層との調整は社内の担当者が担うハイブリッド型が、中小企業にとって最も現実的な解です。
情シス365は、情シスの日常業務を代行するアウトソーシングサービスです。情シス担当者の負荷を軽減し、より戦略的な業務に集中できる体制を構築します。