【2026年最新】AvePoint FLYのライセンス体系とコスト最適化の考え方
テナント間移行ツールの導入を検討する際、「ツール自体のライセンスコストがどのくらいかかるのか」は重要な判断基準です。AvePoint FLYのライセンス体系は他の移行ツールとは異なる独自の構造を持っており、見積もり時に理解しておくべきポイントがあります。
ライセンス体系の基本
AvePoint FLYのライセンスは主に以下の要素で構成されます。なお、AvePointはライセンス体系を定期的に更新しているため、正確な価格と条件は必ずAvePointまたは認定パートナーに直接確認してください。
ユーザーライセンス(メールボックス移行)
Exchange Onlineのメールボックス移行はユーザー単位でライセンスが必要です。移行対象のメールボックス数に応じてライセンスを購入します。共有メールボックスやリソースメールボックスもカウント対象になる場合があるため、見積もり時に確認が必要です。
データライセンス(SharePoint / OneDrive / Teams移行)
SharePoint、OneDrive、Teamsのデータ移行は、移行するデータ量(GB単位)に応じたライセンスが必要です。バージョン履歴を含めたデータ量で計算されるため、バージョン履歴が多いサイトは見積もりが膨らみやすいポイントです。
コスト最適化の5つのポイント
ポイント1:移行対象のデータを事前に絞り込む
旧テナントの全データを移行するのではなく、クリーン移行の考え方で移行対象を選別します。3年以上更新されていないファイル、完了済みプロジェクトの作業ファイルを移行対象から除外するだけで、データライセンスのコストを大幅に削減できます。
ポイント2:バージョン履歴の移行範囲を検討する
SharePointのバージョン履歴を全バージョン移行すると、実データの数倍のデータ量になる場合があります。「直近10バージョンのみ移行」のように範囲を絞ることで、データ量を抑えられます。業務上、全バージョン履歴が必要なケースは稀です。
ポイント3:移行スケジュールとライセンス期間を合わせる
FLYのライセンスには有効期間があります。移行プロジェクトのスケジュールが遅延してライセンス期間を超過すると、追加購入が必要になります。プロジェクトスケジュールを現実的に設計し、ライセンス期間内に完了できるよう計画してください。
ポイント4:差分同期の回数を計画に含める
初回の一括移行後、カットオーバーまでの差分同期もデータ量としてカウントされる場合があります。差分同期の回数と予想データ量をライセンスの見積もりに含めてください。
ポイント5:移行ツールの比較検討
FLYが最適でないケースもあります。ユーザー数が少なく(50名以下)、SharePointのデータ量も少ない場合は、ShareGateやBitTitanの方がコスト効率が良い場合があります。
→ AvePoint FLY vs ShareGate vs BitTitan 徹底比較
見積もり時に確認すべきチェックリスト
- 移行対象のメールボックス数(通常 + 共有 + リソース)
- SharePoint / OneDriveの移行対象データ量(バージョン履歴含む / 含まない)
- Teams移行の対象チーム数
- ライセンスの有効期間と移行プロジェクトのスケジュール
- 差分同期のデータ量がライセンスに含まれるか
- テクニカルサポートの範囲(移行設計の支援が含まれるか)
まとめ
FLYのライセンスコストは「移行対象のデータ量」と「ユーザー数」で決まります。コストを最適化するには、移行前のデータ選別(クリーン移行)とバージョン履歴の範囲設定が最も効果的です。見積もり段階でデータ量を正確に把握し、ライセンス期間内に完了するスケジュールを設計することが重要です。
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