IT運用自動化|中小企業でも始められる自動化の対象業務とツール
なぜIT運用を自動化すべきか
IT運用の自動化は「人手が足りない」問題への根本的な対策です。自動化すれば、人的ミスの防止、対応速度の向上、情シス担当者の負荷軽減を同時に実現できます。
自動化すべき5つの業務
1. パッチ管理
Windows UpdateをIntuneで自動配信する設定を行えば、全社PCのパッチ適用を人手をかけずに管理できます。適用状況のレポートも自動生成されます。
2. アカウントのライフサイクル管理
入退社に伴うアカウント作成・削除をPower Automateで自動化します。人事部門がSharePointリストに入退社情報を入力→Power AutomateがM365アカウント作成→Teamsで情シスに通知、という一連のフローを構築できます。
3. バックアップの監視
バックアップジョブの成功/失敗を自動通知する仕組みを作ります。Azure BackupやVeeamの通知機能を活用し、失敗時にTeamsやメールでアラートを飛ばします。
4. セキュリティアラートの集約
Microsoft Defender、Entra ID、M365の各種セキュリティアラートをTeamsの専用チャネルに自動集約します。複数の管理画面をチェックする手間を削減できます。
5. 月次レポートの自動生成
M365の利用状況レポート、セキュリティスコア、ライセンス利用率などを自動でPowerPointやExcelに出力し、経営層への定期報告を効率化します。
中小企業向けの自動化ツール
Power Automate(M365に含まれる、追加費用なし)は業務フローの自動化に最適です。Intune(M365 Business Premium以上に含まれる)はPC・デバイスの一括管理・設定適用に使います。Azure Automation(従量課金)はサーバー・クラウドリソースの自動管理に使います。
自動化の進め方
まず最も手間がかかっている定型業務を1つ選び、それだけを自動化してください。全業務を一度に自動化しようとすると挫折します。1つの成功体験を積んでから次の業務に展開する段階的なアプローチが確実です。
まとめ
IT運用の自動化は、M365のライセンスに含まれるツール(Power Automate、Intune)だけでもかなりの範囲をカバーできます。まず1つの業務から始めてみてください。
情シス365では、自動化の設計から構築まで支援しています。