社内SEとは?仕事内容・必要スキル・情シスとの違いをわかりやすく解説
社内SEとは
社内SE(社内システムエンジニア)とは、自社のIT環境の企画・構築・運用・保守を担当する社内のITエンジニアです。SIerやSES企業に所属して顧客企業のシステムを開発する「客先常駐SE」とは異なり、自社のためにITの仕事をする点が最大の特徴です。
転職市場では「社内SE」は人気の高い職種です。客先常駐がなく、自社の課題解決に集中できることが理由です。
社内SEと情シスの違い
結論から言えば、ほぼ同じ意味で使われています。厳密に区別するなら、「情シス」は部門名(情報システム部門)、「社内SE」はそこで働く人を指します。
ただし、ニュアンスの違いはあります。「社内SE」はシステムの設計・構築・開発寄りの技術的な業務を含むイメージが強く、「情シス」はヘルプデスクや資産管理を含む幅広いIT運用のイメージです。中小企業では両方を1人が担当するため、実質的に区別する意味はありません。
社内SEの仕事内容
社内SEの業務は大きく4つに分類できます。
IT企画・戦略として、業務課題のヒアリングとIT施策の立案、SaaS・システムの選定・導入計画、IT投資の予算策定と稟議、ベンダーの選定と折衝を行います。
システム構築・運用として、業務システムの導入・カスタマイズ、サーバー・ネットワークの構築・運用、クラウド環境(M365、Azure、AWS等)の設計・管理、データベースの管理を行います。
セキュリティ管理として、セキュリティポリシーの策定、MFA・EDR等のセキュリティツールの導入・運用、インシデント対応、セキュリティ教育の実施を行います。
ユーザーサポートとして、社員からのIT問い合わせ対応(ヘルプデスク)、PCのセットアップ・トラブル対応、入退社時のアカウント管理を行います。
社内SEに求められるスキル
技術スキルとして、ネットワークの基礎知識(TCP/IP、DNS、DHCP)、サーバー・クラウドの管理(Windows Server、Azure、AWS)、M365/GWSの管理・設定、セキュリティの基礎知識が求められます。
非技術スキルとして、コミュニケーション力(ITに詳しくない社員・経営層への説明能力)、プロジェクトマネジメント(SaaS導入や移行プロジェクトの推進)、ベンダーマネジメント(SIerや通信会社との折衝)が求められます。
中小企業の社内SEは「広く浅く」が求められます。特定の技術に特化するよりも、幅広い領域を一通りカバーできるゼネラリストが重宝されます。
中小企業の社内SEの現状
中小企業では社内SEが1名しかいない「ひとり情シス」が常態化しています。1人で上記すべての業務をカバーするのは物理的に不可能であり、ヘルプデスク対応に時間を取られてシステム企画やセキュリティ対策が後回しになるのが典型的なパターンです。
さらに、社内SEは「できて当たり前、トラブルが起きると怒られる」という評価されにくいポジションであり、モチベーションの維持も課題です。
社内SEが不足している場合の選択肢
採用は理想ですが、IT人材は売り手市場であり中小企業の給与水準では困難です。現実的な選択肢は、社内SEの業務の一部(ヘルプデスク、セキュリティ運用等)を情シスアウトソーシングに委託し、社内SEはIT企画・戦略に集中する体制です。社内SEがゼロの場合は、IT運用をまるごと外注することも可能です。
まとめ
社内SEは企業のIT環境を支える重要な職種ですが、中小企業では慢性的に不足しています。不足を補う手段としてアウトソーシングを活用し、社内SEが本来やるべき戦略的業務に集中できる環境を作ることが重要です。
情シス365は、社内SEの業務をチーム体制で代行する情シスアウトソーシングサービスです。